塚口駅(阪急電鉄)

つかぐちえき(はんきゅうでんてつ)
伊丹線(阪急電鉄)より転送)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
再開発前の阪急塚口駅南(1975年撮影)
再開発前の阪急塚口駅南(1975年撮影)

  1920年(大正9)7月、阪急電鉄神戸線本線ならびに伊丹支線(現伊丹線)の開通、営業開始と同時に塚口駅も開設された。阪急が塚口駅南側の塚口住宅地を売り出したのは1934年(昭和9)で、それまでは駅のあたりは一面の田んぼだった。伊丹線が塚口駅にカーブして入駅するようになったのは戦後の1966年からで、駅南側の再開発事業によって塚口さんさんタウンができたのは1978年7月。それにともない南側駅舎も移設・改築された。

執筆者: 津金澤聡廣

  阪急塚口駅周辺の住宅地開発は、阪急電鉄とは別の企業である塚口土地と、阪急電鉄自身によって実施された。塚口土地は山口銀行傘下の関西信託の系列会社として1919年(大正8)11月に設立され、駅の北西区域、大字塚口から東富松にかけての約7万3,000坪を開発し、土地分譲・建売住宅販売・貸家経営などを行なった。これに続いて阪急電鉄が、駅の南側の大字の区域に塚口住宅地2万4,000坪を開発し1934年(昭和9)から販売、さらに駅の北西(塚口土地経営地のさらに北西の一帯、大字塚口・東富松)に西塚口住宅地5万547坪を開発し、1941年から46年にかけて販売した。

執筆者: apedia編集部

参考文献

  • 『阪急電車めぐり(神戸線の巻)』 1980 阪急電鉄
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