全国同盟

ぜんこくどうめい
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1929年(昭和4)4月の総同盟大阪連合会大会で表面化する内部対立に、総同盟尼崎連合会山下栄二らが分裂回避に努めるが、尼崎連合会長も兼ねる大阪連合会長の山内鉄吉らが除名されて、9月16日に労働組合全国同盟(全国同盟)を結成するや、山下らもこれに同調、11月29日には全国同盟尼崎連合会を結成した。総同盟尼崎連合会の最大の拠点で、山下の勤務先の久保田鉄工所支部も、総同盟支部253人と全国同盟支部523人とに分裂して消費組合も崩壊、12月から翌1930年1月にかけて争議中も抗争を続けた。1930年8月には組合同盟阪神連合会と合同して、全労全国労働組合同盟)阪神地方連合会を結成した。

執筆者: 岩村登志夫

参考文献

  • 『兵庫県労働運動史』 1961 兵庫県労政課
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