園田駅(阪急電鉄)

そのだえき(はんきゅうでんてつ)
園田家庭学園より転送)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1930年(昭和5)12月に園田競馬場が開設され、競馬開催のさいには阪急電鉄は仮停留場を設置していたが、1936年10月園田駅が設置された。それとともに同月、阪急・園田住宅地(総面積約7万坪、戸数180戸、敷地は53~72坪、建物は2階建て延床28~32坪、値段は6,300~7,750円)が売り出された。1938年11月には、駅の近く(法界寺字五反長)に阪急直営の学校のひとつ、園田家庭学園が開校している。この学園は高等女学校卒業以上という入学資格で修業年限6か月のいわゆる花嫁学校。しかし1945年6月の空襲で校舎を全焼、学校は解散となった。戦後1974年3月から始まった駅付近高架工事によって、新駅は近代的設備を備えた当時の阪急のモデル駅として改築され、駅部高架下には1980年4月新ショッピング・センター「園田阪急プラザ」が開業している。

執筆者: 津金澤聡廣

参考文献

  • 『阪急電車駅めぐり(神戸線の巻)』 1980 阪急電鉄
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