夜間学級

やかんがっきゅう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  戦後は学制改革により中学校は義務制となったが、新教育に対する親の理解の問題や家庭生活困窮のための長欠・不就学生徒の解決は各都市の重要教育課題となり、本市でも県の1950年「特殊学級設置計画」をうけて、小田南中学校に夜間通学可能な学級を設置し同年5月開設式(27人出席)挙行。1951年4月には、城内・昭和・大庄東中学校に1学級、1952年には明倫中学校に1学級開設。市民生活の向上・中学校教育への理解で1958年以後在籍数減少のため順次学級閉鎖。1975年本市の義務教育末終了調査の結果約500人在住、1976年4月教育施策に教育の機会均等の精神を反映させるため、市立教育研究所内(南城内)に市立城内中学校琴城分校を発足(生徒数24人)。1977年4月には現在の城内小学校北校舎に移転。

執筆者: 末方鐵郎

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