武庫之荘駅(阪急電鉄)

むこのそうえき(はんきゅうでんてつ)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  阪急電鉄の武庫之荘駅は園田駅が開設された翌年、1937年(昭和12)10月に駅北側の阪急住宅地の売り出しと同時に開設された。駅名は、はじめは「武庫ノ荘」であったが、小林一三の意見で「ノ」を「之」に改めたという。武庫之荘住宅地は総面積6万坪、戸数70戸、1戸当たりの面積が100~200坪、値段は7,300~1万9,000円で、広くて新しい住宅街として注目された。駅南側に南改札口が設置され、駅前広場がつくられ市営バスが乗り入れるようになったのは1970年のこと。それまで駅南側には田園風景が広がっていた。なお、1937年の駅の開設とあわせて南側のプラットホーム沿いに植えられた桜並木は今では約80本となり、春にはその木々に公募した短冊が結ばれ“ホームで花見”に興をそえている。

執筆者: 津金澤聡廣

参考文献

  • 『阪急電車駅めぐり(神戸線の巻)』 1980 阪急電鉄
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