◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.21-2(その1)◇●◇●◇
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さて、昨日に続き門田隆夫氏文書(1)(2)「田中村田地
絵図」(尼崎市立地域研究史料館蔵)をご紹介します。
絵図には、簡単に作成理由が記されていますが、同絵
図が含まれていた門田隆夫氏文書には、ほかに、文政7
年(1824)の日付をもつ「絵図袋」及び「潮江村耕地畑
麁絵図」もあり、この3つの史料の情報をあわせると、
より詳しい作成経緯がわかります。
文政7年(1824)、江戸の勘定奉行所より、田畑の検分
を実施するため、役人が派遣されました。近江・大津
代官石原清左衛門(正修)は、自らが管轄する田中・
椎堂・潮江の3ヵ村に、粗絵図3枚の提出を命じます。
田中・椎堂・潮江はいずれも現尼崎市域の村です。
(つづく)
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