◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.22-1◇●◇●◇
by ブログ管理者
前近代史料をご紹介しながら、尼崎市域のまちの歴史を
振り返りつつ時空を超えたバーチャル「旅」をしてしま
おう!というこの企画。
今回ご紹介するのは、高寺秀典氏文書(尼崎市立地域研
究史料館蔵)のうち「御影踊(おかげおどり)諸入用帳」
です。
江戸時代は、周期的に、集団での伊勢神宮参詣がおこな
われました。これを「おかげ参り」といいます。
本史料が作成された天保2年(1831)の前年である文政
13年(=天保元年)は、おかげ参りが大流行した年です。
この年は、伊勢の神符が振ったことに喜んだ民衆のあい
だで「おかげ踊り」が流行したといわれています。
その後畿内・近国地域では天保2年まで、大和・河内・摂
津から播州へ「おかげ踊り」ブームが到来、市域の村々
も「おかげ踊り」に参加していることが、うかがえます。
本史料を作成した武庫村ではどのように実施されたので
しょうか?
続きは明日。お楽しみに。
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