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◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.23-1(その2)◇●◇●◇

by ブログ管理者

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当選札は全部で500枚となっていますので、当選確率は5%。
1等は銀6貫目(=6000匁)で、札料の1200倍の額。まさに
一攫千金、ですね。ちなみに「袖」とあるのはいわゆる
「前後賞」になります。
「御役所」が当選発表の会場となっていますが、具体的
にどこを指すのかわかりません。考えられるのは隣村麻
田村にある麻田藩陣屋ですが、だとすれば、藩がバック
アップする公式の富くじということになります。当選札
の照合手続きが終了した翌月に、当選者へ賞金が支払わ
れる算段となっていたようです。
宛先は「領分取次衆中」となっており、講元のほか、富
くじ興行の札を買い求める人々に札を「取次」ぐ人々が
いたことがわかります。この「取次」は、「諸祝儀を一
切受けてはならない」とされていますが、おそらくは不
正防止のためでしょう。
富くじに関しては、史料館所蔵資料ではほかに見あたら
ず、その意味でもこの文書は、非常に興味深いものです。
しかしながら、解けない謎がたくさんあります。
明日は、その謎について触れたいと思います。

参考文献:「富籤」『日本史大事典』(平凡社)/『新修豊中市史 通史一』


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