昭和戦前期に大庄村臨海部にあった石鹸工場、ベルベッ
ト石鹸の宣伝パンフレットを入手したので、ご紹介しま
す。
大庄村又兵衛新田にあったこの工場は、明治末期にイギ
リス資本のリーバ・ブラザーズが建設しました。やがて
同社は日本から撤退し、国内資本の経営に替わってベル
ベット石鹸と改称するのは大正15年（1926）のこと。昭
和12年には日本油脂と改称しており、現在も日油の工場
として生産を続けています。
このパンフレットは、記載内容から大正15〜昭和6年の期
間に発行されたものと推定されます。会社の沿革を解説
するページや、生産する各種石鹸製品を絵柄入りで紹介
するページなど計34ページからなっています。