◆○◆○「あの頃の尼崎」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.25−2○◆○◆○
by ブログ管理者
古写真や絵はがきなど、史料館が架蔵している近現代の
ビジュアル史料を紹介するシリーズ「あの頃の尼崎」。
昨日紹介したのは、昭和33年(1958)9月20日に開催され
た「犬魂碑」除幕式の様子を広報課が撮影したものです。
この高さ1.5メートルの「犬魂碑」は、野犬など処分され
てしまった犬を供養するため市が中央保健所に設置した
ものでした。
昭和33年当時、市内には6761頭の犬が登録されていた一方
で、野犬として捕獲され処分される犬は2306頭に及んでい
ました(『尼崎市統計書』昭和36年版、史料館蔵)。
『市報あまがさき』195号(昭和33年10月20日)は、戌年
にちなんで供養碑が建立されたこととあわせて、昭和25
年に狂犬病予防法が施行されたのち、市で28500頭もの犬
が処分されてしまったことを伝えています。
9月20日から動物愛護週間が始まります。私たちも身近な
動物を大切にしたいものですね。
尼崎市動物愛護センターからのお知らせもどうぞご覧ください。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/iryou/pet/051inukai.html
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