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◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.26-1(その1)◇●◇●◇

by ブログ管理者

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前近代史料をご紹介しながら、尼崎市域のまちの歴史を
振り返りつつ時空を超えたバーチャル「旅」をしてしま
おう!というこの企画。『図説 尼崎の歴史』近世編で
も取り上げられたテーマ、「百姓の財産」(岩城卓二氏
執筆)に関する史料のご紹介です。
近世の村にいた人々の財産。彼らはどのようなものを持っ
ていたのでしょうか?その全貌を明らかにするのは、実
は難しい場合が多いのですが、おおむね持っていたもの
(動産)を把握することができる史料があります。その史
料は、「分散(ぶんさん)」ないし「身代限り(しんだ
いかぎり)」の際に作成された、債務者の財産目録です。
「分散」も「身代限り」も、近世の債権回収方法のひと
つです。「分散」は、債権者団・債務者双方の合意に基
づいて、債務者の全財産を売却し、各債権者の貸銀高に
応じて割付配当するもの。一方、「身体限り」は、辞書
的には、債務者の財産を没収し、債務の弁済にあてさせ
た強制執行制度のことで、訴訟を通じて、(幕府等)権
力による強制執行されますから、より厳しいのは後者と
いえます。


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