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猪名寺廃寺礎石の小孔は舎利孔(しゃりこう)?

by ブログ管理者

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法園寺本堂裏手に残る猪名寺廃寺心礎、向かって右手に小孔が見える。
今日から新年度。史料館は人事異動もなく、昨年度と同
じスタッフで引き続き閲覧・相談利用サービスと情報発
信に努めます。今年度も、どうぞ史料館ブログにご注目
ください。

さて、今年度最初の記事は古代史の話題です。
尼崎市内の猪名寺1丁目、法園寺(ほうおんじ)境内か
ら佐璞丘の森にかけて、猪名寺廃寺と呼ばれる法隆寺様
式の古代寺院の遺跡が眠っています。法園寺本堂の裏手
にある長径2.50mもの巨大な石が、三重塔の礎石と考え
られています。
この礎石には、中央部の柱座孔とは別に縁近く小孔がう
がたれています。この小孔を舎利孔(しゃりこう、仏舎
利を納める孔)と説明する資料があるが、舎利孔という
のは柱座孔の中央部にさらにうがたれるものではないの
か、というレファレンス事例があったので、国立国会図
書館レファレンス協同データベースにアップしました。
舎利孔の可能性を指摘したのは、遠く大正年間に遺跡を
調査した仏教考古学者の石田茂作氏で、断定はされてい
ません。くわしくはレファ協の該当ページをご覧ください。
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000232898


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