■大物浦(だいもつのうら)と絵画作品(1)(その1)
by ブログ管理者
大物浦と絵画作品にスポットをあてたミニ連載です。
今回のミニ連載は、実は「尼崎市史を読む会」北図
書館例会での「おまけコーナー」で紹介するはずだっ
たもの。
この「おまけコーナー」は、毎回例会で読み上げた
テーマに関連して、史料館所蔵史料や関連論文、ま
た市域の歴史スポットなどを10分程度でご紹介する
コーナーです。今回は、時間の都合により例会でご
紹介できなかった「おまけ」のひとつを、紹介させ
ていただきます!
さて、中世に栄えた湊町大物は、能楽・浄瑠璃・歌
舞伎などの舞台としても取り上げられました。それ
らをモチーフとして浮世絵などの絵画作品も制作さ
れています。
史料館では絵はがきを含めて3点、絵画作品を所蔵し
ています。3点の作品を比較してみると、主要人物以
外はそれぞれ描かれている人物、構図が異なるなど作
者の個性や思いを読み取ることができます。今回ミ
ニ連載として、3点の作品を紹介しますが、最初に、
大物浦を舞台とした「船弁慶」のあらすじを少しおさ
らいしておきましょう。
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