アーカイブログ | 尼崎市立地域研究史料館








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田辺聖子さんご逝去

by ブログ管理者

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令和元年(2019)6月6日、作家の田辺聖子さんが亡くなら
れました。享年91歳でした。
"お聖どん"として知られる田辺聖子さんは、尼崎ゆかりの
作家でした。生家は大阪市此花区福島で写真館を営んでい
ましたが、昭和20年(1945)6月の大阪大空襲で焼け出され、
一家は尼崎市内の稲葉荘に引っ越します。その後、樟蔭女
子専門学校を卒業して作家修業の時代が始まり、昭和38年
に発表した『感傷旅行(センチメンタルジャーニー)』が
第50回芥川賞を受賞しました。
ここに至る若き下積み時代、田辺さんは出屋敷や阪神尼崎
近くの街を行き来し、文学仲間たちと杯を片手に議論をか
わすこともあったそうです。『うたかた』や『夕ごはんた
べた?』といった、尼崎を舞台として描かれた作品もあり
ます。

そんな時代を経て、数多くの恋愛小説や軽妙なエッセイを
書かれ、多くの読者に愛されたお聖どん。ご冥福をお祈り
いたします。
写真は昭和39年1月23日、当時の薄井一哉市長が、2日前に
芥川賞を受賞したば、かりの田辺さんを、稲葉荘のご自宅
に訪ねた場面です。この年の11月、新設された尼崎市民芸
術賞の奨励賞が、市から田辺さんに贈呈されました。


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