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寄託史料のご紹介-「御城内町人出入札」-(その2)(1)

by ブログ管理者

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昨日に引き続き、「御城内町人出入札」(加地泰雄氏寄
託尼崎市立地域研究史料館所蔵)についてご紹介しましょ
う。
このたびご寄託いただいたこの札は、尼崎城に登城する
町人に対して発行された通行証です。
村方に発行する通行証(「御門通札」)はありましたが、
町人のものはなく、史料館では所蔵しておらず、たいへん
珍しいものです。
木札から読み取れる情報は少ないですが、他の史料や先
行研究と組み合わせると、興味深い事実が判明します。
昨日ご紹介した「郡代」をめぐってわかる、もうひとつ
の事柄について、ご紹介いたします。

(2)尼崎城へ領民が入城する場合の管理は、桜井松平氏
入部当初よりしばらくの間は、一元的に郡代が担当していた。

尼崎藩に桜井松平氏が入封して以降は、村に渡された通行
証「御門通札」もまた、当初は郡代が発行していました。
今回ご紹介した史料で明らかなように、町人の出入札も発
行元は、郡代です。以上から、尼崎城に入る領民の管理は、
一元的に郡代が担当していたことがわかります。


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