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尼崎市立地域研究史料館紀要『地域史研究』119号を刊行しました!(3)

by ブログ管理者

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史料館が年1回刊行している『地域史研究』。
不定期ですが、トピック・テーマごとにその内容をご
紹介していきます。
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/publishing/bulletin/contents/119.php

今回は戦争をテーマとした掲載論考です。
湯田拓史氏の論考は国家総動員体制時の学徒動員をテー
マとしたもの。大谷重工業尼崎工場と旧制土佐中学校
(高知県の私立中学校)を中心に分析されています。
高知県下の複数の中等教育機関から2,600人もの男女が
尼崎市内の工場へと動員されたことや、彼らが戦争捕
虜などともに勤務にあたっていたことが知られます。
中山房子氏には、ご自身の塚口での空襲体験を中心に、
当時の記憶を文章化していただきました。塚口での機
銃掃射・焼夷弾空襲の日付を知りたいと、お手紙をお
送りいただいたことがきっかけでした。
写真は、『図説尼崎の歴史』でも掲載している、焼け
野原となった杭瀬商店街付近の様子を撮影したものです。
『地域史研究』第119号は、1冊850円で史料館で販売し
ており、郵送販売も行なっています。
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/publishing/bulletin/


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