アーカイブログ | あまがさきアーカイブズ公式ブログ








Ringworld
RingBlog v3.22

<< 2020年1月27日の記事 >>

尼崎市立地域研究史料館紀要『地域史研究』119号を刊行しました!(4)

by ブログ管理者

1942_2D_8EB_89e_B_563__2D_30__2D_2D__93_F2_95_F3_90_FC__2C__8F_BA_98a17_8D_A0_82_A9__5B001_82_CC_83_8A_83T_83C_83Yjpg_94_C5_5D.png
_91_E5_90_B315_94N_8F_AC_93c_91_BA_8Bc_89_EF_92_E7_96h_8D_82_94F_92_E8_94_E8_81_40_8DY_90_A3_8C_F6_89_80_CMYK.jpg
史料館が年1回刊行している『地域史研究』。不定期
ですが、119号の内容をご紹介していきます。今回は
近現代史の論考3本です。
井上衛氏は、戦前期レールを敷く直前まで工事が進
められた幻の「宝塚尼崎電気鉄道」(現在の兵庫県
道42号尼崎宝塚線:通称尼宝[あまほう]線)の計画・
工事の状況を公文書や伊丹市立博物館の聞取調査成
果などを駆使し、検証したものです。
史料館の中村光夫は杭瀬の万丈堤防と村会認定の石
柱について紹介。石柱は水害に悩まされた地域の歴
史を伝える貴重な地域の遺産として保存が決定した
もので、現在は杭瀬公園に保存されています。
出口雄大氏は、戦後日本における都市部地域社会の
考察するうえで町内会・自治会に着目、この間武庫
地域をフィールドに検証を積み重ねてこられました。
今回の論考では、1970年代の武庫之荘文化会の収支
決算から、その諸活動について考察しています。
写真は、昭和17年(1942)頃と推定される尼宝線と、
杭瀬公園で保存されている石柱の様子です。
『地域史研究』第119号は、1冊850円で史料館で販売
しています(郵送販売も可)。
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/publishing/bulletin/


<< >>