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コレラの大流行とその対策(1)〜『尼崎市史』を紐解く〜

by ブログ管理者

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新型コロナウィルスの影響が長引く中、改めて、地域の
歴史の中で過去におきた感染症の歴史に目を向けてみて
もよいかもしれません。
ひとつの事例として、コレラの歴史をみてみましょう。
まずは、『尼崎市史』の検索です。第3巻の245〜246頁に、
近代・尼崎町で猛威をふるったコレラに関する記述があり
ます。
尼崎町では、明治12年(1879)、18年、23年、28年とほぼ5
年周期で大流行していました。
明治23年(1890)は比較的良質な記録が残っていたようです。
それによると、同年8月4日に、尼崎町のうち、別所町には
じめて患者が発生してから、連日2、3人の新患者が出まし
た。16日以後は多発しはじめ、多い日は10余人発生してい
ます。9月10日段階で町会で町長が報告した内容では、患者
数140人余、そのうち7〜8割が死亡する、という悲惨な状況
だったそうです。当時は積極的な治療法がありませんでした。
9月中旬以降、病勢が下火となり、11月23日に1人の患者が
発生したのを最後として、終息にいたりました。
この年は終息まで4か月間かかったことがわかります。
このような数は、どういう記録に残っていたのでしょうか。
明日、探ってみましょう。


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