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ブログ管理者 - 2021年6月の記事 >>

産業遺産学会に出講

by ブログ管理者

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産業遺産学会(旧称:産業考古学会)というのは、建築・
土木・機械類などの産業遺産を対象に、携わった人びとや
技術文化を実証的に調査・研究する学会です。
令和3年(2021)6月26日、この学会の総会がオンラインに
より開催され、学会からの要請を受けたあまがさきアーカ
イブズの辻川敦が、「臨海工業地帯の歴史地理−神戸と尼
崎の工業地帯形成史比較−」と題して基調講演を行ないま
した。『図説尼崎の歴史』などの研究成果をもとに、いず
れも阪神工業地帯の重化学工業都市であるところの神戸と
尼崎の比較を行ない、これを通じて近代日本の工業地帯形
成と停滞・衰退について考察する内容です。
工業化の歴史に加えて、尼崎臨海西部拠点地区(21世紀の
森)や神戸東部新都心(HAT神戸)といった、工場跡地活
用策の課題についても言及しました。数十人の会員の方に
ご聴講いただき、工業地帯形成の背景やディテールについ
て多くの質問が出されるなど、活発な会となりました。

今後もこういった機会をとらえて、尼崎地域に関する調査
研究成果の発信と研究交流に努めていきます。


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