新着史料のご紹介/大正時代の駅弁の包み紙
by ブログ管理者
新たに収集した史料をご紹介します。
大正12年(1923)当時、国鉄神崎駅(現JR尼崎駅)にあった
安田店というお店が、25銭で販売していた稲荷鮨弁当の包み紙
です。右上の「12.3.31 前9」という印字は、おそらく製造・
包装時刻(大正12年3月31日午前9時)をあらわしているので
しょう。
包み紙には、お酒の広告とともに、桜の名所として吉野山や
嵐山、須磨寺などが紹介されています。春の一日、尼崎の人々
がこの稲荷鮨やお酒を買って、奈良や京都にお花見に出かけた
のかもしれませんね。
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