岩城卓二氏講演「尼崎市史編纂と尼崎郷土史研究会」
by ブログ管理者
令和3年(2021)12月16日、尼崎郷土史研究会創立60周年
記念の第2回歴史講演会が開催されました。
講師は尼崎市立歴史博物館の専門委員で京都大学人文科学
研究所教授の岩城卓二氏。
30年来の地域研究史料館〜あまがさきアーカイブズユーザー
でもある岩城氏は、昭和初期以来数度にわたった尼崎市史
編さん事業の歴史と、そのときどきの特徴を紹介。戦後の
市史編さんにおけるアカデミズムへの傾斜のなか、「市民
のために」の挫折とも言うべき時期もあったと評価し、そ
の反省のうえにたって地道な事業を継続する尼崎市の姿勢
を高くご評価いただく内容でした。
編さん事業に尼崎郷土史研究会が大きく関わっていたこと
にもふれ、今後も引き続き協業・共創する主体としての郷
土史研究会に期待するとしめくくられました。参加された
会員のみなさんの多くも感銘を受けたご様子で、60周年の
年をしめくくるにふさわしい講演企画となりました。
年明け2月3日は、同じく同会60周年記念第3回歴史講演会も
予定されています。追ってご案内したいと思います。
|