地名「琴浦」の由来
by ブログ管理者
昨日、尼崎市立琴ノ浦高校の校舎の話題をお届けしました。
今日は、この高校名の元になっている地名「琴浦」の由来に
ついてです。
元々は、現尼崎市域の蓬川河口付近など神崎川から武庫川に
かけての浜辺を指し、鎌倉時代以来数々の詩歌に詠まれた名
所でした。地誌『西摂大観』には、他の景勝地に秀でて異な
ることから「異浦」(ことうら)と呼ばれたものであろうか、
としており、尼崎城もその名にちなんで別名琴浦城と呼ばれ
ました。
琴浦という地名は、現在、琴ノ浦高校の校名のほか、琴浦町、
琴浦神社、琴浦通りといった名称になって残っています。
かつての美しい海岸の姿を目にすることはできませんが、地
名から昔の情景を想像してみてください。
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