阪神高速建設反対座り込み闘争の団結小屋バス撤去の写真
by ブログ管理者
阪神地方を東西に横切る国道43号と阪神高速は、上下二階建て
道路になっています。
この阪神高速の建設が進められた1970年代、国道43号の道路公
害がさらに悪化するとして、沿線住民による建設反対の座り込
み闘争が行われました。尼崎市内武庫川町の建設現場に団結小
屋のバスを置き、43号線公害対策尼崎連合会のメンバーが交替
でバスに詰め、昭和47年(1972)8月3日から昭和54年8月3日ま
での7年間、工事がストップしました。
この写真は、座り込みが終わり、バスが撤去された昭和54年8月
4日に撮影されたもの。こののち闘争は裁判闘争に移行し、公害
被害を認定する判決が下されることになります。ちなみにバス
は昭和50年に初代バスに替えて設置された二代目の団結小屋バ
スです。
モノクロ写真に、時代の雰囲気が感じられますね。当時の尼崎
市広報課が撮影した、貴重な歴史の一コマの写真です。
|