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尼崎の米騒動〜物価の高騰が市民生活を直撃!(“apedia”今日は何の日より)(その1)

by ブログ管理者

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104年前の今日(8/14)、いわゆる“米騒動”の尼崎市と
小田村の騒擾鎮圧のため、高槻工兵第4大隊の将校以下126
人と篠山歩兵第70連隊の先遣隊50人が到着しました。
第一次世界大戦期の好景気とインフレは物価の上昇をもた
らしました。大正7年(1918)に入ってからの米価の高騰
は著しく、人々の生活を直撃します。このようななか、米
穀商などを襲った“米騒動”が全国各地で発生します。同
年7月下旬に富山県で始まった騒動は、全国に飛び火し、
現尼崎市域も例外ではありませんでした。
尼崎市は、神戸の鈴木商店から低価格の外国米を買い入れ
て8月14日から販売を開始する予定でしたが、同月10〜13
日に大坂や神戸で発生した騒動が尼崎へ波及したため、予
定を早めて13日から安売りを開始します。
しかし、13日夜、尼崎市内で約1,000人、小田村でも数百人
の群衆が米穀商を襲い家屋を破壊するなどしたため、翌14
日尼崎市役所は市内の米を全て買い上げ、廉価での販売す
ることにしました。
それでもなお不穏な情勢であったので、市長は県知事を通
じて軍の出動を要請しました。


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