昭和2年（1927）以降、華やかなダンスホールが尼崎の
まちに次々と誕生しました。
常連客として谷崎潤一郎、藤田嗣治などが名を連ね、
のちに「Jポップの父」と呼ばれる服部良一らがホール
に出演していたといいます。服部は、この時期東京行き
を先送りにして関西にとどまり、ウクライナ出身の指揮
者エマヌエル・メッテルの音楽指導を仰いでいました。
メッテルは、当時の日本のクラッシック界に大きな影響
を与えた人物です。
こうして尼崎で花開いた文化は、太平洋戦争へと日本が
突き進むなか、わずか10年ほどで幕を閉じます。その後
長らく多くの人々から忘れ去られていましたが、本日当
館にてに甦ります！
明日1月8日（日曜日）には学芸員によるワンポイント講
座＆ギャラリートーク（午後1時30分から午後2時30分ま
で）があります。ぜひお越しください。

「むかしのくらしむかしの小学校」を同時開催中。
くわしくはこちらのサイトをご覧ください。
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/bunkazai_0/1032611.html

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