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尼崎藩の銀一匁(もんめ)札/新たに収集した史料より

by ブログ管理者

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江戸時代、尼崎藩は有力商人や農民を札元とする紙幣で
ある藩札を発行し、領内に流通させていました。さまざま
な種類・発行時期の藩札が残っており、史料館でもいく
つかの種類を保存しています。
このたび新たに銀一匁札を収集したので、ご紹介します。
表面に「西冨松」、裏面に「三反田組」と押印されている
ので、天保13年(1842)以降の「新銀札」と思われます。
新銀札と言っても、札元が正銀に引き替えることが困難
となった古い銀札を藩が村々に割り当て、身元よろしき者
に正銀を上納させた引き替えに押しつけたもので、古札
に引請け人の大庄屋組名や村名、名義を押印しただけ
のものでした。
三反田組(大庄屋組)に属する西富松村も、新銀札の引
請けを割り当てられたのでしょう。ただし、裏面下の「尼
崎引替役所」という欄の左側に記されるはずの引請け人
名義がないので、どういう扱いとなった札なのか不明です。


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