校内設置エレベーター/新たに収集した絵はがきより
by ブログ管理者
昭和戦前期の学校設置エレベーターの絵はがきをご紹介
します。
大正8年(1919)、エレベーター国産化を目的として日本
エレベーター製造が設立されます。同社以前はエレベー
ターはほとんど輸入品でした。昭和4年(1929)、同社は
大阪市東区玉造の工場を小田村潮江の神崎駅(現JR尼崎)
北側に移して生産体制を整え、昭和戦前期には米国系の
東洋オーチスエレベーターと並んで国内トップメーカー
となりました。
絵はがきには「日本エレベーター製造株式会社寄贈」と記
され、学校新築時に寄付した記念絵はがきと考えられ
ます。この当時、エレベーターを備えた学校設備は少なく、
大阪市内の小学校の写真である可能性があります。
(つづく)
(大阪市の精華小学校のエレベーターの可能性があると記
載しておりましたが、記事をご覧になった方から違う小
学校ではないかというご指摘をいただき、訂正しました。
ご指摘ありがとうございました。2015/12/3)
(同じ大阪市内の汎愛小のエレベーター写真であることを、
読者の方からのご提供資料により確認することができました。
ありがとうございました。2016/1/27)
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