阪神武庫川駅の駅舎が川の上に造られた時期は?/国立国会図書館レファレンス協同データベース
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昭和39年小川弘幸氏撮影 阪神武庫川駅
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東西に延びた平野部を何本のもの鉄道路線が横断する
一方、多くの河川が南北に流れる阪神地域には、川の上に
造られた駅がめずらしくありません。尼崎市と西宮市の間
を流れる武庫川の鉄橋上にある阪神武庫川駅も、そういっ
た駅のひとつです。
ですが、明治38年(1905)の阪神本線開通当時は、武庫
川駅は川の東側堤防上にありました。ではいつ、どういう
理由で駅舎が川の上に移ったのか。阪神の社史や数多い
鉄道史文献にも記されていないこの謎が、史料館所蔵「森
源逸氏文書」中のある覚書から浮かび上がります。
この謎を解きほぐすレファレンス事例を、国立国会図書館
レファレンス協同データベースにアップしましたので、どう
ぞご覧ください。移設の背景に、鉄道会社間の激しい競
争と、それにともなう車両大型化があったことをあきらか
にしています。
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000161914
(写真は昭和39年小川弘幸氏撮影、阪神武庫川駅)
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