○◆○◆○「あの頃の尼崎」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.3−2○◆○◆○
by ブログ管理者
昨日ご紹介した写真は「国鉄立花駅」(現JR立花駅)です!
立花駅が設置されたのは昭和6年(1931)。東海道線京都-
神戸間電化計画発表を受けて、七松・水堂を中心に立花村
(当時)が鉄道省に対して新駅設置の陳情を行いました。
この時期新駅設置の請願、陳情は様々な自治体が行って
おり、立花村はそのひとつでした。大庄・武庫村連署によ
る武庫川鉄橋東堤防への駅設置陳情と激しく競合したそ
うですが、昭和8年8月に七松・水堂地内への立花駅設置
が決定。駅用地が立花村から寄付され、翌9年7月20日
に開業しました。本日アップしたもう一枚の写真は、開業
ほどない立花駅の様子を写したものと考えられます。その
一方で、駅周辺の開発も進みます。同8年11月設立の「橘
(マヽ)土地区画整理組合」により七松・水堂・三反田
にまたがる18万5,700坪の区画整理が実施されました。
同10年10月に完成し、駅の南北に市街地が造成されま
した。市街地はその後急速に発展していきます。
昨日の写真は開業30周年を迎えた昭和39年(1964)の立
花駅の様子です。当時は平屋の駅舎でしたが、6年後の
同41年6月には、駅橋上化工事が完成し、現在の駅に近
いかたちになりました。
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