○◆○◆○「あの頃の尼崎」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.4−2○◆○◆○
by ブログ管理者
古写真や絵はがきなど、史料館が架蔵している近現代の
ビジュアル史料を紹介するシリーズ「あの頃の尼崎」。
昨日ご紹介した写真は、昭和51年(1976)の大覚寺の節
分祭のものでした!
本堂より境内に向けて、人々に豆や餅がまかれていると
ころのようです。手をのばしている人々は、それをキャッ
チしようとしていたんですね。
『尼崎志』(昭和5年[1930]発行)には、「節分の厄星ま
つり」として紹介されています。「寸余のだるま人形を当
日大覚寺より出し、これを受けたるものは、だるまの背に
生れ年その他を書いて昆布の衣を着せて自家の神棚等
に祭りその年の無事息災を祈願する」とあります。
現在の節分祭でも、大覚寺境内で「昆布だるま」が授与
されているそうです。
また、当日の大覚寺では、檀家の方々らによる「大覚寺
狂言」が舞台で上演されます。現在に続く、寺町の風物
詩のひとつです。
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