◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.5-1(その2)◇●◇●◇
by ブログ管理者
(その1から続く)
絵図はなぜか反故紙とされ、障子紙として再利用されて
しまっていたのです。しかし、東武庫村の人々は、この
絵図の断簡を「メクリ取り」、井筋四ヶ村の所有物とし
て「大切に預かる」ことを決めました。そしてその言葉
通り、この絵図専用の和紙の袋をつくり、添書とともに
収めています(おそらくは絵図面がこれ以上傷んだり、
誤って捨てられてしまったりするのを防ぐための措置と
思われます)。その後は地域の古文書とともに、大事に
地元で保管してきました(現在は史料館に寄贈いただい
ています)。
本日は絵図の「来歴」をご紹介しました。明日は、「武
庫井」と「東武庫」について解説します!
|