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◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.10-1◇●◇●◇

by ブログ管理者

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前近代史料をご紹介しながら、尼崎市域のまちの歴史を
振り返りつつ時空を超えたバーチャル「旅」をしてしま
おう!というこの企画。今回ご紹介するのは、「善法寺
(ぜんぽうじ)村絵図」(太田善夫氏文書)です。カラ
フルな彩色が目を引きます。
善法寺は、藻川と猪名川が合流する地点の少し北西にあ
る、藻川沿いにある小田地区の大字です。
「善法寺」という地名の、史料上の初見は文禄3年(1594)
「善法寺村検地帳」(太田善夫氏文書)です。なお、こ
の検地帳は、以前Facebook上でご紹介したことがありま
す(写真参照)。
検地とは、戦国期以降近世を通じて領主が所領を把握す
るために実施した土地調査で、検地の結果を1村ごとにま
とめた土地台帳を検地帳といいます。文禄3年の検地は豊
臣秀吉が実施した、いわゆる「太閤検地」と呼ばれるも
のです。
一方のこの絵図は「戸長」「副戸長」など村の役職名か
ら明治初年頃に作成されたものと考えられます。明日は、
もう少し絵図の細部を見てみましょう。


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