◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.11-1◇●◇●◇
by ブログ管理者
前近代史料をご紹介しながら、尼崎市域のまちの歴史を
振り返りつつ時空を超えたバーチャル「旅」をしてしま
おう!というこの企画。
通常はビジュアル史料をご紹介しておりますが、今回は
古文書、「尼崎藩砲術調練関係史料」(尼崎市立地域研
究史料館所蔵)のうち「武庫川における尼崎藩士河合流
砲術目録」のご紹介です。
なぜ今回、この史料を取り上げるのか?答えは、現在に
続く夏の風物詩の「あるもの」に関係しているからです。
その「あるもの」とは?火薬が関係していることを考え
れば・・・皆さん、もうおわかりですね。
そう、「花火」です。
尼崎藩では藩主家が桜井松平氏であった時代、砲術は奥
山・河合・家松の三家が砲術指南役・砲術家として仕え
ていました。こうした砲術指南たちによって、武庫川沿
いで鉄砲の調練が行われ、藩主もこれを上覧しました。
この調練に際し、花火が行われました。明日は史料の内
容にも、少し触れたいと思います。
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