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◇●◇●◇「バーチャル歴旅」〜史料館架蔵史料の紹介〜vol.11-2◇●◇●◇(その2)

by ブログ管理者

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 その後も様々な幕が用意され、射撃は続きます。が、
メイン・イベントはやはり、「夜之合図」として最後に
打ち上げられる種々の花火でしょう。いくつかについて
は、『尼崎市史』第2巻が紹介する文化・文政頃の「花
火番付」によって形状などが判明します。
 たとえば「往来」は「此火そらにて鳴ること雷の如し」。
「星下り」は「同十五里一めんの星となり下ること雨の
如し」。形状から察するに、「星下り」は現在の「しだ
れ柳」のようなものでしょうか。
 なお『尼崎市史』では、この武庫川での花火が、近国
にも次第に有名となり、武庫川沿いの堤に群衆がつめか
けて見物したと記述しています。
 尼崎藩主松平忠告(ただつぐ)の俳諧の師匠であった
谷素外(そがい)、尼崎の藩校正業館の督学中谷雲漢
(うんかん)、名所図会などのベストセラーを生んだ読
本作者暁鐘成(あかつきかねなり)などの文化人も、武
庫川の砲術調練・花火を目にし、様々に記しています。
 夜空に広がる大輪の花火は、きっと当時も多くの人々
の目を楽しませたことでしょうね。
(おわり)


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