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荒武賢一朗氏著『屎尿をめぐる近世社会』/おすすめ本コーナーより

by ブログ管理者

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在方下屎仲間加入の村々
(『図説尼崎の歴史』近代編より)
近世において、屎尿(しにょう=人間の排泄物)は肥料
として商品化され売買されました。
排泄物が大量に発生する都市と、これを肥料とする周辺
農村地帯の間の屎尿をめぐる関係性は、近世社会を構成
する重要な要素のひとつでした。荒武氏の著作は、従来
の研究史をふまえながら、大坂近郊を対象地域として設
定し、この研究課題に真っ正面から切り込むものです。
同書第4章には「尼崎と摂津国川辺郡・武庫郡」という
項目を設けて、尼崎市立地域研究史料館蔵の古文書類を
活用しつつ、尼崎地域の状況についても論評しています。

荒武賢一朗『屎尿をめぐる近世社会 大坂地域の農村と都市』
清文堂出版 2015年1月 7,200円(税別)
http://www.seibundo-pb.co.jp/sinkan.html#1027

なお、尼崎地域の近世屎尿利用については、同じ荒武氏
が執筆した『図説尼崎の歴史』近世編第2節4「排泄物の
再利用」もご参照ください。
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/03kinsei/kinsei2-4.html


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