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大正期の遊郭設置願い/新たに収集した史料より

by ブログ管理者

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大正期に兵庫県に提出された、尼崎への遊郭設置願いを
新たに入手しましたので、ご紹介します。
江戸時代及び明治〜昭和戦前期、尼崎には公認の遊郭
はありませんでした。明治中期以降、工業化にともない労
働人口が増えると、大阪や西宮の遊郭に通う労働者の欠
勤や非公認の売春による性病の流行などへの懸念から、
尼崎への遊郭設置を求める動きが生まれます。
明治29年(1896)には旧城下の一角である別所村小役人
町への遊郭設置申請が県に提出されますが、旧士族層
や町内のクリスチャンらの反対もあり、実現しませんでし
た。
今回収集した史料は、大正11年(1922)に県知事宛に提
出された設置願いと添付図面です。大正期にも引き続き、
遊郭設置を願う動きがあったことがわかります。
結局これらの申請は実現せず、戦後になって非公認の売
春街(いわゆるアオセン)問題として再燃することになりま
す。
(明治期の遊郭設置問題・反対運動については、『図説
尼崎の歴史』近代編第2節3コラム「琴陽会と遊郭設置問
題」をご覧ください)
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/chronicles/visual/04kindai/kindai2-c1.html


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