写真3 「猪名所地図」署名部分

摂津大夫の文室智努〔ふんやのちぬ〕はもと智努王といった皇親(天皇の一族)で、
文室という氏を賜姓〔しせい〕され、皇親から離れました。従三位の位階を持つ当時
の上流貴族のひとりで、仏教に対する信仰心の厚い人物でもありました。