魚商人が藤原国能亭に魚介類を届けています。商人が鯛を家人に渡し、背後の長櫃には、左からガザミ(蟹)・魚(種類不明)・タコが並び、
男が手に抱えているのは蛤と思われます。浜崎神人もこれらを扱っていたと考えられます。

石山寺蔵『石山寺縁起』巻五より