藩医・高桑元孝と家族(宇野仁也氏提供写真)

元孝は天保15年(1844)正月、19歳のとき江戸詰医師3人のうちの1人に任命され、3人扶持〔ぶち〕を給されます。天保10年に新たに120石を給され国元尼崎の表医師から江戸詰御側〔おそば〕医師となった、高桑元仲の嫡子とみられます。写真は明治4年撮影。写真の裏面には、「元孝四六歳、よね一一歳、きよ一七歳、ます七歳、きく四三歳」と記されています。