図説 尼崎の歴史尼崎市制90周年記念
尼崎市制90周年を記念して刊行した、新「尼崎市史」編集事業の最初の刊行物です。
序説「尼崎の歴史の舞台」及び古代から現代までの各時代について、113項目・45コラムを図説形式によりわかりやすく解説しています。
地域研究史料館は、この『図説尼崎の歴史』をテキストとする『尼崎市史』を読む会を実施しています。
また、本書の内容はWeb版 図説尼崎の歴史としてWeb公開しています。
残部僅少のため、平成25年3月末日をもって販売を終了しました。
- 仕様・体裁
- A4判上下巻 計530ページ フルカラー 箱入り
- 頒布価格
- 4,200円(上下巻セット) 販売終了
- 発行日
- 平成19年1月31日
- 編集
- 尼崎市立地域研究史料館
- 発行
- 尼崎市
構成
巻 |
項目 |
内容 |
上巻 |
序説 |
「尼崎の歴史の舞台」
- この節を理解するために
- 1 縄文海進前の尼崎の地下
- 2 尼崎市域の微地形
- コラム 前近代の干拓技術
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古代編 |
第1節「古代社会の黎明」
- この節を理解するために
- 1 西摂平野の開拓
- コラム 田能遺跡の発掘調査
- コラム 大型掘立柱建物
- コラム 柱根と年輪年代
- 2 古墳の築造と展開-尼崎市域の古墳の位置付け-
- 3 大和王権と猪名川流域
- 4 海陸交通の掌握と部民の設置
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第2節「律令国家の形成と展開」
- この節を理解するために
- 1 王族の集住と直轄領
- コラム 古代寺院・猪名寺廃寺
- コラム 猪名寺廃寺の軒瓦-川原寺式軒瓦の寺々と造営の姿-
- 2 古代村落と条里制
- 3 猪名荘の成立と地域開発
- 4 猪名荘絵図を歩く
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中世編 |
第1節「中世社会の形成」
- この節を理解するために
- 1 神崎川流域の発達と港津
- 2 猪名荘の発展と長洲御厨
- コラム 猪名庄遺跡を掘る
- 3 「猪名の笹原」と橘御園
- 4 平安末期の動乱と尼崎地域
- 5 大物遺跡と流通
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第2節「中世社会の展開」
- この節を理解するために
- 1 後鳥羽院政と尼崎地域
- 2 港津の発展と商工業
- 3 大覚寺の建立と門前町
- コラム 琵琶法師と大覚寺
- 4 悪党の蜂起
- 5 尼崎と南北朝の内乱
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第3節「戦国争乱期の尼崎」
- この節を理解するために
- 1 戦乱と城
- 2 港町・尼崎と塚口寺内町
- 3 村落と庶民信仰
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近世編 |
第1節「幕藩体制の成立と尼崎」
- この節を理解するために
- 1 織豊期の尼崎 戦乱から平和へ
- 2 幕藩体制における大坂
- 3 大坂の西の守り・尼崎藩
- コラム 尼崎藩の参勤交代
- 4 城と城下町
- 城と武家屋敷地
- 港と町屋
- コラム 尼崎城の発掘調査
- 5 近世の村
- コラム 村役人の仕事
- 6 百姓の家と家族-万陀羅寺村の宗門改帳から-
- 7 近世の身分制度
- コラム 契沖と近松門左衛門
- 8 猪名川・武庫川の水利をめぐる争論
- 9 新田を開く
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第2節「成長する西摂地域」
- この節を理解するために
- 1 西摂農村の経済発展と明和六年尼崎藩上知
- コラム 未遂に終わった藩主家の引き留め嘆願
- 2 富農の誕生
- コラム 農具
- 3 尼崎城下の商人
- コラム 度量衡と貨幣
- 4 排泄物の再利用
- 5 宿駅と街道
- コラム 象が通る
- 6 行き来する舟
- 7 国訴
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第3節「人々の暮らしと文化」
- この節を理解するために
- 1 藩主の一生
- コラム 側室・澤田すめ
- 2 武士の家
- 3 百姓の家
- コラム 生津村の医師
- 4 百姓の財産
- コラム 暦・時刻・方位
- 5 奉公人として働くこと
- 6 婚姻
- コラム 養子
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第4節「幕末動乱期の尼崎」
- この節を理解するために
- 1 幕末期の尼崎
- コラム 忠栄と忠興
- 2 窮乏する藩財政
- 3 慶応元年武庫川大洪水
- コラム 激動の慶応二年
- 4 高まる長州藩人気
- コラム 東富松のおかげ踊り
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下巻 |
近代編 |
第1節「尼崎の明治維新」
- この節を理解するために
- 1 維新政府の成立と尼崎藩
- 2 廃藩置県
- コラム 尼崎城の廃城
- 3 明治初期の地方行政制度
- 4 近代的教育制度の創出
- 5 地租改正
- 6 運輸・通信網の整備
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第2節「尼崎の町と村」
- この節を理解するために
- 1 明治一〇年代の経済変動
- 2 教育制度の改革
- 3 町村制の施行
- コラム 琴陽会と遊郭設置問題
- 4 企業勃興
- 5 明治中後期の旧尼崎城下
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第3節「工業都市尼崎の形成」
- この節を理解するために
- 1 日露戦争
- コラム 明治・大正期の尼崎の景観
- 2 第一次世界大戦期の経済発展
- 3 尼崎市の誕生
- コラム 洋画家・櫻井忠剛
- コラム 移りゆく尼崎の原風景-小西乙次氏撮影写真より-
- 4 都市問題の発生
- 5 民衆の台頭と人権・デモクラシー
- コラム 大正デモクラシー期の教育
- 6 地域の変化と人々の暮らし
- コラム 尼いもとランプ飴
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第4節「十五年戦争下の尼崎」
- この節を理解するために
- 1 昭和恐慌下の尼崎-工業化の明暗とモダニズム-
- コラム 在日朝鮮人
- 2 満州事変と準戦時体制
- コラム 尼崎の国防婦人会
- 3 社会運動の激化と退潮
- 4 都市化の進展と「大尼崎」
- コラム 尼崎の鉄筋コンクリート建築
- 5 新しい住宅地の形成
- 6 全面戦争と戦時経済
- 7 国民総動員の時代-戦時下の地域と暮らし-
- 8 空襲と戦災
- コラム 銃後、疎開、空襲-尼崎市民の戦争体験-
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現代編 |
第1節「戦後復興の時代」
- この節を理解するために
- 1 敗戦と市民生活の窮乏
- コラム 三和に行ったらなんでも揃う-まちの戦後を見つめ続けた商店街-
- 2 戦後初期の尼崎市政
- 3 戦後改革と民主主義の息吹き
- 4 民主化の後退と社会的亀裂
- 5 ジェーン台風と防潮堤
- コラム 復興を担ったふたりの市長-六島誠之助と阪本勝-
- 6 講和後の社会状況と市財政再建
- 7 復興から成長へ
- コラム 戦後尼崎の労働運動-尼鋼争議の場合-
- 8 戦後復興期における地域の特徴と変化
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第2節「高度経済成長期の尼崎」
- この節を理解するために
- 1 産業構造の転換(1)-高度経済成長期における尼崎の製造業-
- 2 産業構造の転換(2)-高度経済成長期における尼崎の商業・農業
- コラム 農業の機械化
- 3 市政の展開、都市基盤の整備
- コラム 国道43号
- 4 教育・文化施策の展開
- コラム 荻原一青-尼崎が生んだ城郭画家-
- 5 都市の変貌、市民生活の変化
- コラム 出郷者の町-同郷者集団と地域社会-
- 6 深刻化する公害問題
- 7 ドル・ショックと石油危機
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第3節「石油危機から震災まで」
- この節を理解するために
- 1 転換期を迎える尼崎の経済
- 2 尼崎における「保革」対立
- コラム 尼崎を二分した市長選挙
- 3 石油危機以降の都市行政
- コラム 市民が創る文化
- 4 開発と都市の変貌
- コラム 国道線・尼崎港線の廃止-尼崎市内から消えた鉄道を探して-
- 5 「公害」から「環境」へ
- コラム 公害反対運動と公害裁判-国道43号線道路公害訴訟と尼崎大気汚染公害訴訟-
- 6 阪神・淡路大震災がもたらしたもの
- 付録 市民が撮った尼崎の身近な自然
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年表 |