八十塚古墳群

やそづかこふん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  芦屋市街地の北東部、朝日ヶ丘町・岩園町・六麓荘町から西宮市苦楽園四番町・五番町・六番町にかけて分布する古墳時代後期~終末期の群集墳で、6世紀後半~7世紀前半の築造と推定される。すべて横穴式石室墳で構成され、今までに57基の古墳が確認され、うち34基の発掘調査が実施済みである。古墳群内は朝日ヶ丘・岩ヶ平・老松町・苦楽園・剣谷の5支群に区分でき、その中枢は岩ヶ平支群である。苦楽園支群は7世紀以降に築かれた終末期の古墳が目立ち、造墓活動には推移が認められる。岩ヶ平1号墳から陶棺が出土している。

執筆者: 森岡秀人

参考文献

  • 『芦屋市文化財調査報告』第1・4・5・11・13・20・22集 1959~92
案内
広告
検索

  
ヘルプ
ツール
索引