荒物仲間

あらものなかま
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  尼崎城下樽巻菰・縄を扱った仲買人仲間。尼崎藩公認の株仲間としては、1818年(文化15)~1841年(天保12)と1851年(嘉永4)~1869年(明治2)の間、その存在が知られる。主として園田・小田地区村々の農間余業で生産された樽巻菰・縄を、村内の集荷人から買集めて灘その他の遠方の酒造家へ売っていた。1824年(文政7)には17軒あったが、天保の株仲間解散令により解散、1851年の仲間再興時には5軒となっていた。尼崎藩へは、年々の冥加銀に加えて臨時の冥加銀・御用銀をたびたび納めた。

執筆者: 山下幸子

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