難波の梅

なにわのうめ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  伝説。難波の里(現東難波町・西難波町)の香り高いウメの木を、仁徳天皇がとくに好まれたので、村人が毎年ウメの花を献上してきた。あるとき、このウメの木を勅命で都に移した。都では難波に向いている枝には花をつけたが、ほかの枝には花を咲かせることがなかったので、もとの地に返したところ、また昔のように多くの香り高い花を咲かせるようになったという。

執筆者: 山下幸子

参考文献

  • 『尼崎志』第2篇 1931 尼崎市
  • 『尼崎市史』第10巻 1974
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