1945年

出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』
世紀:19世紀 - 20世紀 - 21世紀
年表 10年紀:1920年代 1930年代 1940年代 1950年代 1960年代
周辺の年:1942年 1943年 1944年 1945年 1946年 1947年 1948年

昭和20年

  • 2月 - 住友金属工業プロペラ製造所は、プロペラ製造設備の一部の大阪府や兵庫県など各地の分工場への疎開を開始した。
  • 3月13日 - 13日深夜から14日未明にかけての第一次大阪大空襲により、13万戸余りが焼失した。尼崎市内に対してもB29爆撃機による焼夷弾空襲が及び、西本町中在家町などで死者1人、全焼278戸などの被害があった。
  • 3月31日 - 金楽寺の私立隣愛幼稚園は、人口疎開による園児激減などのため廃止された(疎開)。
  • 3月 - 1か月間を22億決戦貯蓄総努力期間として、尼崎市においても特別貯蓄の実行など戦費獲得のための国民貯蓄奨励運動が実施された。
  • 4月1日 - 尼崎瓦斯神戸瓦斯など6ガス会社が大阪瓦斯に吸収合併された。
  • 4月 - 政府が定めた学童疎開強化要綱にもとづく文部省通牒により、尼崎市は神戸市とともに甲地区に指定され、それまで国民学校初等科3~6年であった疎開対象が1・2年にまで拡大された。
  • 5月4日 - 園田村長に衣笠滋三が就任した。
  • 5月28日 - 尼崎市役所国民義勇隊が結成された。
  • 6月1日 - 第二次大阪大空襲のこの日の午前中、B29爆撃機による西長洲金楽寺杭瀬方面などへの焼夷弾空襲により、尼崎市内で死者248人、全焼3,453戸などの被害があった。
  • 6月15日 - 第四次大阪大空襲のこの日午前中、B29爆撃機による焼夷弾空襲により尼崎市内で死者64人、全焼7,184戸、浜国民学校全焼、住友金属工業プロペラ製造所もかなりの部分が被災焼失するなど市内各所に被害があった。
  • 6月26日 - この日の午前中、杭瀬城内などにB29爆撃機による爆弾空襲の被害があり、尼崎市内の死者は36人であった。
  • 7月19日 - 大庄地区臨海部の工場地帯を中心にB29爆撃機による夜間の爆弾空襲があり、日本石油関西製油所などが被災し、尼崎市内で死者約100人の被害があった。
  • 7月31日
    • 6月15日の空襲で焼失し閉鎖された市立尼崎市民病院が廃止された。
    • 日本アセチレン工業が解散し、塚口の同社工場は日本合成化学工業伊丹工場となった。
  • 7月 - 1か月間を600億貯蓄攻勢強調期間として、尼崎市においても昭和19年度中の貯蓄目標額1億9,100万円達成のための国民貯蓄奨励運動が実施された。
  • 8月6日 - 未明に西宮~御影地域を目標とするB29爆撃機による焼夷弾空襲があり、尼崎市内でも死者約10人、全焼約320戸などの被害があった。
  • 8月10日 - 未明に大庄地区臨海部の工場地帯を中心にB29爆撃機による爆弾空襲があり、尼崎第二発電所が壊滅的被害を受けるなどの被害があった。尼崎市内の死者は約20人であった。
  • 8月 - 15日の敗戦直後、尼崎市役所では軍の命令により数日間かけて兵事関係等の書類を焼却した。
  • 9月13日 - 尼崎市は指導部厚生課・防衛部および経済部市場係を廃し、厚生部福利課・援護課を置いた。
  • 9月18日 - 台風による高潮が襲来し尼崎市民約6万人が罹災した。
  • 9月26日 - 敗戦後初の尼崎市議会が開催され、戦後経営方針策定の必要性が議論された。
  • 10月1日 - 大谷重工業の旧工員寮を尼崎市営アパートとして戦災者の住宅にあてた。
  • 10月3日 - 尼崎市は、尼崎高等女学校において戦災殉難者合同慰霊祭を挙行した。
  • 10月6日 - 尼崎国民勤労動員署は尼崎勤労署と改称した。
  • 10月
    • 尼崎市戦後経営事業調査委員設置規則が公布され、市議会議員を構成員とする調査委員会が同年中に発足した。
    • 尼崎市はこの月から11月にかけて、計133件の戦災家屋修理用木材配給斡旋を行なった。
  • 11月5日 - 竹谷小学校において、難波・城内・大島・竹谷・長洲・武庫川の6地区による尼崎婦人会が結成された。
  • 11月8日 - 尼崎市役所南城内から北城内の廃校となった尼崎国民学校跡に移転した。
  • 11月20日 - 尼崎市は戦災者に民間アパートの斡旋を開始した。
  • 11月25日 - 日本社会党尼崎支部が結成された。
  • 11月26日 - 住友金属鋼管製造所が工場閉鎖と従業員の8割、職員の4割解雇の方針を発表したのに対し、従業員は職場大会を開き馘首反対などを決議した。
  • 11月30日 - 浜国民学校は校舎が戦災で焼失したため閉校した。
  • 11月
  • 12月1日 - 阪神電気鉄道労働組合が結成された。
  • 12月15日 - 久保田鉄工所尼崎工場従業員組合が結成された。
  • 12月19日 - 尼崎工業会(現尼崎経営者協会)が発足した。
  • 12月21日 - 日亜製鋼本社工場従業員組合が結成された。
  • 12月25日 - 尼崎製鉄労働組合が結成された。
  • 12月26日 - 扶桑(旧住友)金属工業鋼管製造所労働組合が結成された。
  • 12月28日 - 尼崎市立尼崎屠場が東初島町で開業した。
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