全解連尼崎市協議会

ぜんかいれんあまがさきしきょうぎかい
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1963年(昭和38)7月に今北地区で結成された部落解放同盟尼崎支部を組織的に受け継いでいる。同支部は、1966年8月には同和対策審議会答申完全実施全国行動隊を尼崎で受け入れるとともに、女子高校生就職差別問題を取り上げた。また、劣悪な住環境問題などの行政責任を追及した結果、1968年には市域ではじめての同和むけ公営住宅が建設された。1973年までは部落解放同盟中央本部直轄の支部であったが、部落解放運動が全国的に分裂し、市域でも県連傘下の部落解放同盟支部が各地で結成されるなかで、運動の正常化をめざす部落解放同盟正常化全国連絡会議に1974年11月加盟、同連絡会議は1976年に全国部落解放運動連合会(略称全解連)と改称した。1978年7月には今北・守部・上ノ島の3支部が発展的に改組して全解連尼崎市協議会を結成、議長に豊島良春が選ばれた。正式名称は兵庫県部落解放運動連合会尼崎市協議会。公正・民主的な同和行政を求める運動をすすめ、国民融合による部落問題解決をめざして運動を展開している。

執筆者: 高橋藤樹

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