日下部宿禰浄方

くさかべのすくねきよかた
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  生没年未詳

  「続日本紀」の天平神護2年(766)9月条に、摂津国武庫郡大領従六位上日下部宿禰浄方が銭100万と椙榑〔すぎくれ〕1,000枚を貢献して外従五位下を授けられたことがみえる。大領は郡の長官である。浄方はこの地方でももっとも有力な豪族として、大領の職務を務めるとともに、その財力をもって朝廷に銭財を貢献し、五位という高い位階を授けられたのである。

執筆者: 長山泰孝

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