田近

たじか
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  武庫川をはさんで西昆陽の対岸に位置し、もと西昆陽の一部。中世には西小屋荘の一部であった。史料上の初見は1362年(貞治元)「後光厳天皇綸旨案」(九条家文書/図書寮叢刊)。戦国時代末期の武将中川清秀の配下には田近氏の名が見える。16世紀の初めころ武庫川の洪水により全村が流出し、村民が対岸の西昆陽に移ったため荒野となった田近は西昆陽の一部となり、田近野と呼ばれるようになった。1969年(昭和44)に平左衛門新田との交換で尼崎市から西宮市に移った。

執筆者: 地域研究史料館

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