衆議院総選挙(第1回)

しゅうぎいんそうせんきょ(だい1かい)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1889年(明治22)2月発布された大日本帝国憲法にもとづく最初の衆議院議員の総選挙は1890年7月に実施された。この選挙の有権者は直接国税15円以上を納める25歳以上の男子にかぎられていたので、たとえば尼崎町では人口1万3,500人のうち有権者はわずか55人にすぎなかった。兵庫県の議員定数は12人、市域をふくむ武庫・川辺・菟原〔うはら〕・有馬4郡は第2区で定数1人、立候補者6人であった。第1回総選挙の当選者は武庫郡今津村(現西宮市)の堀善証で、市域から立候補した東難波上村文三郎は4位で落選した。

執筆者: 山崎隆三

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