阪国バス

はんこくバス
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  阪神国道の開通前後この国道にバスを通すことが計画され、37社が出願した。そのなかですでに国道上に電気軌道を敷設する計画で設立されていた阪神国道電軌が最有力であった。1928年(昭和3)10月、阪神国道自動車(株)(資本金500万円、内4分の1を阪神国道電軌を買収した阪神電鉄が出資)が設立され、翌年4月から大型バスの運行をはじめた。同社はまた、宝塚と西大島間の自動車専用道路(尼宝線)でのバス運行を計画していた宝塚尼崎電気鉄道の資金難のため、1932年11月これを合併し、この路線にも阪国バスが運行された。阪神国道自動車は、1949年阪神電鉄に買収された。

執筆者: 山崎隆三

参考文献

  • 『阪神電気鉄道八十年史』 1985

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