1936年

昭和11年

• 1月9日 - 長洲（現長洲東通1丁目）に新設された山岡発動機工作所神崎工場（現ヤンマー尼崎工場）が本格的な操業を開始した。
• 1月28日 - 山岡内燃機が長洲（現長洲東通1丁目、山岡発動機工作所神崎工場と同じ場所）に設立された（現ヤンマー尼崎工場）。
• 3月30日 - 尼崎市との解消合併を前にして、小田村は1932年に刊行した村誌『小田村勢』の改訂版を刊行した。
• 4月1日
  • 尼崎市と小田村が解消合併し、新たな地方行政組織として尼崎市が設置された。
  • 尼崎第一・第二・第三尋常小学校が城内・難波・開明尋常小学校に、小田第一・第二・第三・第四尋常小学校が下坂部・長洲・杭瀬・金楽寺尋常小学校に改称された。
  • 園田第三尋常小学校が、園田第一尋常小学校から分離して上坂部に設置された（現市立上坂部小学校）。
  • 私立琴浦女子実修学校が私立琴浦女学校と改称した。
  • 兵庫県の煤煙防止規則が施行された。
• 5月3日 - 尼崎市と小田村の解消合併後初の尼崎市会議員選挙が実施された。
• 5月12日 - 大庄村道意新田で区画整理による小作地返還に反対する小作争議が起こるなか、地主組合が雇った人夫と小作人が衝突しけが人が出る事態となった（道意新田小作争議）。
• 6月3日 - 尼崎市と小田村の解消合併により新たに発足した尼崎市の市長に有吉實が就任した。
• 7月22日 - 阪神上水道市町村組合が設立された。
• 8月4日 - 尼崎市会に煤煙防止河川浄化委員会が設置された。
• 8月10日 - 尼崎市会は朝日化学肥料の悪ガスに対する陳情について調査と対策検討を煤煙防止河川浄化委員会に付託した（朝日化学肥料の悪ガス問題）。
• 9月5日 - 尼崎地方の全国労働組合同盟と総同盟尼崎連合会が合同大会を開き全日本労働総同盟尼崎地方協議会が成立した。
• 9月20日 - 尼崎市告示により、10月8日が市制実施記念日と定められた。
• 10月1日 - 尼崎市立診療所が兵庫県に移管され、北城内に建物を新築して県立西宮懐仁病院尼崎分院として開業した。
• 10月5日 - 阪神急行電鉄神戸線に園田駅が設置された。
• 10月8日 - 第1回市制実施記念日のこの日、玉江橋東詰の市庁舎・公会堂予定地において尼崎市と小田村の市村合併奉告祭及び祝賀式が催され、この日から10月10日まで3日間、市内でさまざまな祝賀行事が行なわれた。
• 11月
  • 近松門左衛門の墓がある久々知広済寺において、大近松宣揚会が第1回目の大近松祭を21日と22日（近松の命日）の2日間開催した。加えてこの2日間、市立図書館（両日）・尼崎高等女学校（21日）・映画館三都座（みくにざ、22日）においても奉賛の催しが行なわれた。
  • 大日本麦酒の製壜部門が分離独立して日本硝子となった。
• 12月5日 - 人民戦線運動取締りの一環として現尼崎市域の労働運動・農民運動活動家らが治安維持法違反の容疑で検挙された。
• 12月12日 - 兵庫県下7銀行の合併により神戸銀行が創設された。
• 12月 - 関西共同火力発電が大庄村末広町に建設した尼崎第一発電所が完成した。